2010/02/24

理想
















VITA VITAPAN Classical Shade Guide

留学中、慣れないポーセレンワークに色が出せず、
焼いては剥がし、焼いては剥がし.....
ポーセレンを7回盛り直した記憶があります。
それは、自分の中で納得できなかったから。時間の許す限り。
結局、口の中でもいまいちだったんですけどね...。

今ではさすがになくなりましたが、口の中で合わない事はあります。
難しいです、色を合わせるのは。

いいんです、失敗は成功への近道なのですから。

ただ遠回りになってしまうのが、
これで良いと思い込んでしまう事。
理想を追い求めず、言い訳が先行してしまいます。

あるハンズオンのコースを、
若い技工士さんたちと共に受講した事があります。
インストラクターの方が丁寧にデモンストレーションを行ってくれました。
受講生達はそれを食い入るように見つめ、質問をします。
いざ自分がやってみるとインストラクターの方が簡単そうにやっている事が、
いかに難しいか気付かされます。そして自分の出来にがっかりもします。

2010/02/19

今年3月、母校である歯科技工専門学校が閉校する。
自然な流れと言えばそうなのかもしれない。
ただ、卒業生としては寂しい。

どこの歯科技工学校も定員確保が難しい状況のようだ。
20代の離職率が75%を超える仕事。
国が認めた有資格者でありながら、辞めていく歯科技工士が後を立たない。
他にこのような仕事があるのだろうか。
現実を知った若い人は歯科技工士になりたいとは思わないだろう。

給料がいい。
将来性がある。
やりがいがある。
社会に認められている。
...

将来を見据え、さまざまな理由で進路を選ぶ。
個人が何を求めるのか。どう生きたいのか。
結局は価値観なんだろうけど、どの道も険しいはず。

2010/02/13

不思議
















#13 PFM Implant Crown  
Straumann RN Solid Abutment
Creation CC

アメリカに来て、今年で10年目。
きっかけは、ポーセレンとインプラントの勉強が目的の留学。
1年の予定で始まったLAでの生活は今も続いている。
この仕事を始めた頃、こうなることを想像できただろうか。不思議だ。

日本国内で歯科技工を行うためには国家資格が必要だ。
それは、歯科技工士法で定められている。

しかし、世界的には非常に珍しい。

2010/02/01

感覚

















NIKON D80
105mmVR Macro Lens
R1 Speedlight

初めての一眼レフ。
当時、CanonにするかNikonにするかで悩みました。
周りは比較的Canonが多かったと思います。

調べれば調べるほど悩んでしまい、 
最終的には手に取ってシックリきた方を選びました。
結局、感覚に頼った訳です。
ただ、こういう事って大事かなと思っています。

何より、気に入ってますし。

こうだからこうという確かな理由付けも必要なんだけど、
理由は無いんだけどこれっていう価値観もアリなんだなと。