2010/07/30

画像
















SONY S-Frame     Digital Photo Frame

Eメールで送られてきた画像はパソコンに保存し、フォトペーパーに印刷していた。
手元で見れ、指示書と整理できるので便利なのですが、微妙にモニターで見るのと違う。
ペーパーの種類やプリンターにもよるんでしょうが、結局モニターで再確認。
しかも様々な角度から10数枚、ドクターによっては50枚近く送ってきたりするので、
4、5枚ならともかく10枚以上は印刷するのはかなり面倒。時間もかかりますし。
後々、印刷してない画像も気になったりして...これまたモニターで再確認。

私物のノートパソコンを持って来ようか、新しく買おうか。
モニターだけの設置も考えたんですが、作業スペースにはやっぱり大きすぎる。

そんなんで、あれこれ考えているときに見つけたのがこれ。

10.2インチの液晶モニターは印刷する事を考えたら十分ですし、
容量も2GBあるので送られてきた画像は全て転送できます。
ノートパソコンだとキーボードの部分が邪魔なのと、
ポーセレンパウダーとか水を使うのでなんとなく気も使います。

という事でデジタルフォトフレームを使ってます。

写真しか見ないので安い買い物ではないんですが、
インク代やフォトペーパー代、印刷に要する手間暇、
指示書と一緒に写真をファイルするとそれなりにかさばってしまうので、
それらの事を踏まえ、とても気に入っています。

iPad も考えました、いろいろ出来ますし。
手に取ってみての感想は、タッチパネルは手脂がすぐ付くし見づらい。
いちいち操作の度に触らなきゃいけないと拭くのも面倒です。
その点、リモコン付きのフォトフレームは使い勝手がいい。

ちなみに使い始めてもうすぐ1年。インク代とフォトペーパー代は明らかに違います。
2年使えば元が取れてる計算です。いかがでしょう。

2010/07/23

感覚

 














#31 PFM Crown     CreationCC

以前、“感覚で決めるのもありなんだ” と記事にした事がある。
というのも、歯科技工の仕事は感覚に頼っている部分が非常に多い。
カンやコツみたいなものはまさにそれで、伝えるのが難しい。
普段から出来るだけ理由付けをし、ポイントや手順を確認する必要があると感じている。

一つ一つ順序立てて、すべてにそうである理由付けを。
感覚やその日その時の気分で二度と作れないような逸品ならあまり意味は無い。

それでも、どうしても感覚に頼っている部分が必ずある。
そのほとんどは許容範囲みたいなものがあって、あいまいだ。
だからこそ、押さえれるポイントや手順、考え方やそうである理由付けは、
普段から意識し確認しておく必要がある。

例えば海外旅行。
あれを持ってこれを持って、無くても良いけどあったら便利かな、とか。
忘れ物のないように何度も確認し、出発ギリギリでバタバタなんてよくあること。
着いてみたらあれだけ確認したのに忘れてきたことに気が付いたり。
重い荷物の中には、結局 一度も着なかった服や余計なものがあったりする。

行きなれた人なら必要最小限のものを手際よく用意し、ギリギリで慌てることも少ない。
現地で調達可能なものもある程度理解しているし、荷物は軽く無駄も少ない。
余裕のある時間の中、さらに充実した時間を過ごせるかもしれない。

2010/07/09

“始め”
















#3 PFM Crown     CreationCC

歯科技工士になって始めて手掛けた自費のケースは、
上顎第一大臼歯のPFMでした。今でも忘れません。
新米歯科技工士にとって自費のケースはある意味特別なものでしたし、
しかも、そのチャンスがもうじき丸一年ってところで巡ってきたのですから。
嬉しかった反面、学生実習以来の作業に不安もありました。
先輩から勧められた『ザ•メタルセラミックス』。訳けも分からず眺めていました。

院内ラボだったので立ち会いを行うことは可能だったのですが、
当時の私は臆病風に吹かれ、またとないチャンスを生かし切れませんでした。
あとからドクターから色が合っていなかったとのご指摘を受けましたが、
奥歯だしあまり目立たないからということで、患者さんは納得してくれたようです。

次に手がけたのが上顎犬歯のPFM。これは悲しいほど合っていなかったです。
緊張しながら挑んだ立ち会い。ショックでした。見事に合ってません。
患者さんの前では否定的な言葉を口にしてはならないことを、
ドクターから聞いていましたからその場はクールに装いましたが、
明らかに違和感のあるその口元に、顔は引きつっていたと思います。
もちろん私たち歯科技工士から、やり直させてくれとはなかなか言えません。
ステインをしてなんとなくまとまりましたが、透明感はでませんでした。
こうして忘れられない立ち会いデビューは初めての自費のケースから半年後。

2度の失敗を重ね挑んだ3回目はすぐに訪れました。下顎第一大臼歯のPFM。

2010/07/05

無知
















 #3,4 PFM Implant Crowns   
Straumann Custom Abutment (left:WN / right: RN synOcta Gold Abutment)
Creation CC

先日、はじめて知ったことがある。
始めは信じられず、いろいろと調べてしまった。悔しいけど間違いないようだ。

専門学校で習ったような。いや、それより以前。職業案内ガイドか...。
いずれにしても、この仕事を始めた頃にはすっかりそう思い込んでいた。
それが自分にとっての誇りでもあった訳だし、なんだか放り出されたような気がした。

「歯科技工士は医療従事者ではない」

私の中でいまだ違和感を感じるこの言葉。
いろいろ調べている中で、わかりやすくまとめているブログがあった。
これによると日本の歯科技工業は医療に附帯するサービス業であり、
税金申告の際は製造業に認定されているらしい。
患者と接することのない歯科技工士を医療従事者と認めてはいないようだ。
要するに一部の人間にとっては認めたくない背景がそこにはある。

何を今更、と思う人も少なくはないだろう。
ただ、私自身が思い込み、無知であったということ。

個人の価値観など無知という言葉の前では何の意味もない。