うちの社名でもある “ BUDDY ”。手元の辞書で調べると、“ 仲間 相棒 ”と出ています。
Buddy System(バディシステム)というと、
危険な仕事などを二人が組になって、互いに助け合いながら行動する方式のこと。
スキューバダイビングなどをやられる方は聞き慣れていると思います。
宇宙での船外活動などでも使われ、互いにBUDDYと呼び合う。
そんな事は後から知ったのですが、初めて耳にしたのはUCLAの学生だった頃。
あるドクターから『Buddy!』と初めて声をかけられた時、
遠くから手を振る彼に、後ろを振り返り私以外の誰もいない事を確認すると、
名前を間違えて覚えられものだと苦笑いしたのを覚えています。
ケースの事で話があると彼は英語の不自由な私に、
絵に描いて説明してくれたり、何度も繰り返し話してくれました。
勇気を振り絞り『バディはどういう意味か』と尋ねると、
彼は真剣に身振り手振りで教えてくれ、そして、友達に似ていると言う事を理解しました。
歯科医師でもある彼が、歯科技工士の私に。
そして英語もろくにできない外国人の私をバディと呼んでくれた事が、
当時、凄く嬉しかったです。実際はあまり深い意味はなく気軽に使われていますが . . . 。
ただ、この出来事がきっかけで、会社を立ち上げたらBUDDYと付けようと、
勘違い学生の私は勝手に思っていたわけです。
開業なんてまだ何も考えてもいませんでしたから、当時は。
歯科医師と歯科技工士の間に、お互いがバディと言い合えるような関係を。
患者の口の中を治すという任務に対して、共に力を合わせ成功に導く。
そんな思いが込められています。